三ヶ月前に心筋梗塞で夫を亡くし、未亡人の身となってしまった豊田さちこ。残された義母の世話をしつつも、募る寂しさゆえか、夫の弟とは肉体関係の間柄である。また、介護ヘルパーとしてさちこの元に訪れる高木は、そんな彼女に思慕の情を抱いており、その思いを彼女に伝える。思いがけず二人の男に挟まれる事となったさちこ。四十路を越えて訪れた人生の波乱に、彼女は何を思うのだろうか…。